チョカン寺(読み)チョカンじ(その他表記)Jo khang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョカン寺」の意味・わかりやすい解説

チョカン寺
チョカンじ
Jo khang

中国チベット自治区ラサにある古寺。チョウォ (釈迦牟尼仏) を祀っている。中国では大招寺といい,小招寺と対応させる。ソンツェンガンポ王の生前にネパール出身の王妃が建立したと伝えられるが,没後に建った菩提寺ともみられる。正式にはトゥルナン'Phrul snang,俗にラサとも呼ばれ,これが現在の都市名ラサ (拉薩) となった。ムンラム,ツォクチュ二大祭の中心であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android