普及版 字通 「チョ・たくわえる」の読み・字形・画数・意味

5画
[字訓] たくわえる
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 象形
物を貯蔵する箱の形。貯(ちよ)の初文。貯はもと、
の中に貝を加える字形であった。〔説文〕十四下に「物を辨(わか)ち積むものなり」とするが、蓋(ふた)をする方形の匱(はこ)の形である。卜文に中に貝を加える形、金文に戈(か)を加える形があり、それらのものを収めた。のち貝を加えた貯は、動詞に用いる。門
の義は、〔国語、楚語上〕や礼書などにみえ、後起の義とみられる。[訓義]
1. たくわえる、はこ。
2. 佇と通じ、とまる、たたずむ。
3. 大門と正門の間、門
・門塾の間。政を聴く場所、また著(ちよ)ともいう。門
。[声系]
〔説文〕に
声として貯・紵など七字を収めるが、佇・竚・
などの字がみえない。〔康熙字典〕には二十数字を収める。おおむね
の声義を承ける字である。[語系]
声と
(著)声との間に通じるものが多い。
dia、
tiaは声近く、ともに停蓄する意がある。[熟語]
位▶・
人▶・
立▶・
僚▶[下接語]
依
・
・庭
・堂
・門
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

