康熙字典(読み)コウキジテン

デジタル大辞泉 「康熙字典」の意味・読み・例文・類語

こうきじてん〔カウキジテン〕【康熙字典】

中国清代の字書。12集42巻。康熙帝勅命により、張玉書・陳廷敬らが編纂へんさん。1716年刊。「説文解字」「玉篇」「字彙」「正字通」など歴代の字書を集大成したもの。4万7000余の漢字楷書かいしょの部首画数順に配列し、字音字義用例を示し、以後の字書の範となるとともに、漢和辞典における漢字配列の規準となった。

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精選版 日本国語大辞典 「康熙字典」の意味・読み・例文・類語

こうきじてんカウキジテン【康熙字典】

  1. 中国の字書。一二集。中国、清の康熙帝の勅命により、張玉書・陳廷敬らが編。康熙五五年(一七一六成立体裁を明の梅膺祚(ばいようそ)の「字彙」にならい、「説文」「玉篇」などに基づき、四万七〇三五字を二一四部、画数順に分類配列し、歴代の韻書反切(はんせつ)以下、字義、別音、別義、古音などを記したもの。以後の字書の規範となり、漢和辞典の配列の規準となる。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「康熙字典」の解説

『康熙字典』(こうきじてん)

漢字の字書。清の康熙帝の命により1716年に完成。42巻。12集に分け約5万字を収める。部首画順に配列し,字音・字義を示し,古典の用例をあげた代表的な字書である。

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旺文社世界史事典 三訂版 「康熙字典」の解説

康熙字典
こうきじてん

中国清の聖祖康熙帝の勅命で編纂 (へんさん) された字書
1716年完成。12支の12集に分け,4万余字を収載。厳密な字体・字義・字音の決定と豊富な古典の用例で,代表的な漢字字典。

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