チョ・わたいれ

普及版 字通 「チョ・わたいれ」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] チョ
[字訓] わたいれ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(者)(しや)。に楮・(ちよ)の声がある。〔説文八上に「卒なり」と隷卒の意とするが、はわたいれ、隷卒の服するものであるから、また隷卒の意となる。また「一に曰く、裝なり」(段注本)とあり、著衣の義であるという。別に幕・衣の意がある。(ちよ)と通用する。

[訓義]
1. わたいれ。
2. 衣をきる者、赤い衣、隷人
3. おおい、たれぎぬ。
4. ふくろ、衣裳ぶくろ。
5. 著と通じ、よそおう。
6. と通じ、たくわえる。

[古辞書の訓]
名義抄 コロモイルルツツミ・フクロ・ヌノ 〔字鏡 コロモイルルフクロナリ・ツツミ・フクロ

[熟語]

[下接語]
・解・旧・玉・傾・縞・毫・敗・白・剝・布・片・方・麻

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android