ちらりちらり（読み）チラリチラリ

デジタル大辞泉

ちらり‐ちらり

［副］「ちらちら」に同じ。「横顔をちらりちらり（と）盗み見る」「うわさをちらりちらり（と）耳にする」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ちらり‐ちらり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)

① ＝ちらちら①

※虎明本狂言・鼻取相撲（室町末‐近世初）「某が目のはたらくやうに、ちらりちらり、した」

② ＝ちらちら②

③ ＝ちらちら③

※杜詩続翠抄（1439頃）四「花こそ合_レ期_レ吾開(さいて)後〈略〉ちらりちらりかわりとして散る也」

④ すばやい動きをくり返すさまを表わす語。

※咄本・軽口御前男（1703）二「いままで弱りし鯉鮒ぴちぴちとはね出、たけば焼(たく)ほど鍋のうちをちらりちらりとあそぶ体」

出典　精選版 日本国語大辞典