ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チンホワンタオ特別市」の意味・わかりやすい解説 チンホワンタオ(秦皇島)〔特別市〕チンホワンタオQinhuangdao 中国華北地方,ホーペイ (河北) 省北東部,ポー (渤) 海にのぞむ港市。ハイカン (海港) ,シャンハイコワン (山海関) ,ペイタイホー (北戴河) の3市区と3県,1自治県から成る。カイロワン (開 灤) 炭鉱と鉄道で結ばれ,民国時代から石炭の積出港として知られてきた。現在はカイロワン炭田,リヤオニン (遼寧) 省のフーシン (阜新) 炭田の独占的な積出港である。不凍港であるため,特に冬季はその他の物資も荷扱い量が増大している。 1973年ターチン (大慶) 油田と大口径のパイプラインで結ばれ,75年ペキン (北京) 市とも 355kmのパイプラインで結ばれて,飛躍的に重要性が増した。5万t級の船が停泊する石油専用埠頭を備える。テンチン (天津) 市のタークー (大沽) 港と並んで省の二大漁港でもある。橋梁用鉄骨,硬化ガラス,造船を中心にプラスチック,薬品など多種の工業が発達している。シャンハイコワンには万里の長城の城楼が残り,ペイタイホーには海水浴場があって避暑客が多い。チンハー (京哈) 鉄道が通る。人口 246万 9373 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by