ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チーニン特別市」の意味・わかりやすい解説 チーニン(済寧)〔特別市〕チーニンJining 中国東部,シャントン (山東) 省南西部の商業都市。チーニン市区のほかチュイフー (曲阜) 市と9県から成る。ター (大) 運河に沿い,チンフー (京滬) 鉄道のイエンチー支線が通じる。漢代に任城県がおかれ,明,清の代にはター運河の要衝として済寧州の州治とされた。市域周辺には石炭,鉄,銅などの鉱物資源が多く,特に石炭埋蔵量は省内第一。南郊のウェイシャン (微山) 湖一帯では魚介類,スッポン,ハスの実,薬材などを産する。農業も盛んでコムギ,ダイズ,コーリャン,トウモロコシ,タバコなどを栽培。チーニン市はそれらの集散地となっている。市内では竹器,木器,鉄器などの手工業が盛ん。食品加工,農機具などの工業も発達。なお,チュイフー市は古代の魯の都で,孔子の生地として知られ,ツォウ (鄒) 県は孟子の生地と伝えられる。人口 126万 7306,うち市区人口 87万 1168 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by