つけ麺(読み)つけめん

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「つけ麺」の解説

つけめん【つけ麺】

ラーメンの一種で、ゆでた麺を水でしめ、別の器につけだれを用意してこれにつけながら食べるもの。つけだれは、一般的なラーメンのスープより味を濃いめにし、麺を食べた後、豚骨や鶏がらのスープでつけだれを割って飲む「スープ割り」にできることが多い。麺をいったん水でしめてから熱湯にくぐらせ、再び熱くして食べる「あつもり」にできることもある。◇東京都中野区に坂口正安が創業した現「中野大勝軒」がつけ麺発祥の店として知られる。考案したのは、坂口が代々木上原に本店を移した際に中野をまかされた山岸一雄で、1955年のこととされる。なお、現「中野大勝軒」「代々木上原大勝軒」とその一門の店(丸長大勝軒系)では「つけそば」、山岸が独立して開業した現「東池袋大勝軒本店」とその一門の店(東池袋大勝軒系)では「もりそば」ということが多い。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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