ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツルス・ホスチリウス」の意味・わかりやすい解説 ツルス・ホスチリウスTullus Hostilius 古代ローマ第3代の王 (伝説によれば在位前 673~640) 。ロムルス (→ロムルスとレムス ) の分身としてつくりだされた人物ともいわれたが,おそらく実在の王であろう。好戦的な王でウェイーやアルバ・ロンガなどの隣接都市を攻略し,ローマの領土拡大に貢献した。軍隊を組織し,市民の数をも倍増させた。アルバ・ロンガ王をローマ元老院に迎え入れるなど,単なる軍人王にとどまらぬ政策をとった。初期の元老院議場は彼によってつくられクリア・ホスチリアといった。戦闘中に姿を消したとされる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by