ウェイー(その他表記)Veii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェイー」の意味・わかりやすい解説

ウェイー
Veii

エトルリア古代都市。イタリア中央部,ローマ北西約 16kmにあった。現ベイオ。エトルリアの都市のうちでは最もローマに近く,前7~6世紀にはローマを支配した。前 396年ローマの執政官 (コンスル ) M.カミルスによって破壊されたが,のちローマ人によって再建され,皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) の時代には自治都市 (ムニキピウム ) となり,3世紀まで宗教の中心地として栄えた。神殿跡や墓地跡が発掘されているが,特にミネルワ神域跡で発掘された前5世紀頃の『アポロン像』は有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む