知恵蔵mini 「ツルヒヨドリ」の解説 ツルヒヨドリ 南北アメリカの熱帯地域を原産地とするキク科の植物。別名「コバナツルギク」。つる性の1年草で、厚い藪を形成しながら林冠を覆うように繁茂する。アジアの熱帯地域、オーストラリア、インド洋諸島、太平洋諸島に分布が広がっており、在来生態系や農作物などに深刻な被害を及ぼす恐れがあることから、国際自然保護連合(IUCN)が選定・公表する「世界の侵略的外来種ワースト100」に挙げられている。日本では1984年に沖縄県うるま市の天願川河口付近で発見され、2017年時点で沖縄本島中部から北部にまで分布が拡大している。環境省は16年、特定外来生物に指定し、防除等の対策を行うよう呼び掛けている。 (2018-1-9) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by