つる割れ病(読み)つるわれびょう

百科事典マイペディア 「つる割れ病」の意味・わかりやすい解説

つる(蔓)割れ病【つるわれびょう】

おもにウリ類に発生する植物病。病原菌不完全菌類で,つるや葉がしおれ,株元の節間が,縦に割れたりするほか,罹病(りびょう)部分の維管束赤褐色に変わる。種子土壌支柱の消毒,病株の廃棄などで防除する。またブドウのつる割れ病ではつるに裂け目ができ,そのあとに黒い粒が生じ,生長をおさえる。患部を廃棄し,石灰硫黄合剤やボルドー液散布で防除する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android