ティセラン(その他表記)Tisserand, François Félix

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティセラン」の意味・わかりやすい解説

ティセラン
Tisserand, François Félix

[生]1845.1.15. コートドール,ニュイサンジョルジュ
[没]1896.10.20. パリ
フランスの天文学者。パリのエコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) 卒業 (1866) 。 U.ルベリエの推薦でパリ天文台助手となる。 1868年に月の運動に関する理論的研究で学位取得。マラッカでの日食観測に参加 (68) 。ツールーズ天文台台長 (73) 。パリ大学教授 (79) 。科学アカデミー会員 (78) 。経度委員会委員 (78) 。パリ天文台台長 (92) 。おもな業績は衛星,小惑星の軌道とその摂動に関する理論的研究で,特に 89年発表した「ティセランの基準」は,摂動による軌道変動を一般的な形で導くものとして高く評価された。主著『天体力学概論』 Traité de mécanique céleste (89~96) 。

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