コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

無言歌(読み)むごんか(英語表記)Lieder ohne Worte

百科事典マイペディアの解説

無言歌【むごんか】

メンデルスゾーンがピアノ小品集につけた名(各巻6曲の全8巻。1830年−1845年に作曲され,第1巻の出版は1832年)。ドイツ語でLied ohne Worte。歌のような旋律と伴奏部からなる楽曲。メンデルスゾーンにはほかに,チェロとピアノのための有名な小品《無言歌》(1845年ころ)もある。その後,チャイコフスキーフォーレもこのタイトルをつけたピアノ曲を書いた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

むごんか【無言歌】

単純な歌曲のスタイルで書かれた器楽小曲。性格小品の一。メンデルスゾーンのピアノの小曲集にこの名称がある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無言歌
むごんか
Lieder ohne Worteドイツ語

メンデルスゾーン作曲のピアノ小曲集。全八巻、48曲からなる。原標題は「歌詞をもたない歌曲」の意味で、その名のとおり、多くは歌曲を思わせる美しい旋律と、しばしば分散和音の形をとる伴奏音型をもつ。作曲は広範な時期にわたり、第一巻(作品19)は1830年に書き始められ、最後の第八巻(作品102)は1845年に完成した。作品の内容と書法自体はロマン派の音楽作品の多くと変わるところはないが、19世紀前半において、シューベルトの即興曲とともに小品形式のピアノ作品による主観的自己表現を打ち出し、後の時代へ多大な影響を与えた意義は大きい。学習用としても広く用いられている。単独で演奏される曲も多いが、なかでも「春の歌」と題された第30曲(作品62‐6)はもっとも有名で、さまざまな編曲によっても親しまれている。[三宅幸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

オヤカク

企業が採用内定者である学生に対して、「親が入社を承諾しているか」を確認する行為、または、内定学生の親に直接、入社承諾の確認をする行為のこと。「親に確認する」の略語。親が反対しているという理由で内定を辞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android