ティニス(その他表記)Thinis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティニス」の意味・わかりやすい解説

ティニス
Thinis

エジプトのナイル川中流域の西岸アビドスの北方 20kmにある古代遺跡。上エジプトの第8ノモスの都でティスともいう。本格的調査が実施されていないので詳細は不明であるが,前 3100年頃古代エジプトを初めて統一した第1王朝の初代王メネス (メナ) とそれに続く第1,2王朝の諸王出身地といわれ,ティニスの部族神である鷹神ホルスは,のちにファラオ (王) たちの祖先と考えられた。アビドスは初めはティニスの墓地であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む