しょ‐おう ‥ワウ【諸王】
〘名〙
②
皇族ではあるが、
親王の宣下
(せんげ)もなく、姓も賜わらず、
臣籍にもはいらない
皇子・
皇孫などの称。
おお‐きんだち おほ‥【諸王】
〘名〙 (「きんだち」は「きみたち」の変化した語) 諸王をいう。→
大君(おおきみ)③。〔観智院本名義抄(1241)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「諸王」の意味・読み・例文・類語
しょ‐おう〔‐ワウ〕【諸王】
1 多くの王。諸国の王。
2 親王の宣下がなく、また、臣籍にも入らない皇子・皇孫。
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世界大百科事典(旧版)内の諸王の言及
【皇族】より
…すなわち中国の制に倣って,皇兄弟姉妹および皇子・皇女を[親王]とし,皇孫・皇曾孫・皇玄孫を[王]とし,皇玄孫の子たる五世王は,王名を称することはできるが,皇親の範囲に入らないと定め,女子については内親王・女王の称も用いた。また二,三,四世王を親王に対して諸王と総称した。なお親王・王の配偶者は,内親王・女王でない限り,皇親とは認められなかったらしく,明治の皇室典範において初めて皇族と定められた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」