山川 世界史小辞典 改訂新版 「ティワナク」の解説
ティワナク
Tiwanaku
ボリビア,ティティカカ湖畔の遺跡と,それによって代表される宗教文化の名。遺跡は,石造の神殿,石彫,土のピラミッド,多くの一本石に刻んだ石像などよりなる。起源は前400年頃にさかのぼり,紀元500年頃までに神域の大半は完成し,それから数百年間,ボリビア南部,ペルー東南部,チリ,アルゼンチン北部などに広がった。ティワナクの宗教体系は,ペルー中部高原のワリに影響を与えたとされる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報