ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティーズ川」の意味・わかりやすい解説 ティーズ川ティーズがわRiver Tees イギリス,イングランド北東部を流れる川。全長約 110km。ペナイン山脈北部のクロスフェル山に源を発し,ダラムを南東流したのち,ダーリントン南方およびストックトンオンティーズを流れ,ミドルズブラの下流で三角江(エスチュアリー)をなして北海に注ぐ。上流部はペナイン山脈に特有なデール daleと呼ばれる谷を流れるが,バーナードカッスルより下流は肥沃な平野を曲流しながら流れる。1825年ストックトンオンティーズ―ダーリントン間に鉄道が開通して以来,ダラム炭鉱地帯とクリーブランド鉄鉱地帯に挟まれたティーズ川沿岸地域に,ティーズサイドと呼ばれる一大工業地帯が発展しており,製鉄所,化学工場,製油所などが立地している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティーズ川」の意味・わかりやすい解説 ティーズ川てぃーずがわTees イギリス、イングランド北東部の川。ペニン山脈北端部のクロス・フェル山(893メートル)付近から深いU字谷(ティーズ・デール)を経て東流し、ダーリントン、ミドルズブラなどの都市を通り、北海に注ぐ。長さ110キロメートル。流域南部はイギリス有数の鉄鉱石産地であったので、ミドルズブラを中心とする製鉄業地帯となった。[小池一之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by