ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミドルズブラ」の意味・わかりやすい解説
ミドルズブラ
Middlesbrough
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イギリス,イングランド北東部,クリーブランド州にある重工業都市で州都。地名は〈最も中央にある城塞〉の意。人口13万9000(2003)。ティーズ川下流南岸に位置する。12世紀には小修道院があったが,ヘンリー8世の修道院解散で破壊され,1801年には人口わずか25人の小村であった。しかしダーリントン~ストックトン間の鉄道が1830年にここまで延長されて港湾として重要になり,また南方のクリーブランド丘陵で鉄鉱石,北方のダラム州で石炭が開発されたため,一躍鉄鋼業の中心地となった。1853年には自治都市となり,整然とした都市計画が実施された。19世紀からの鉄鋼,造船業のほか,最近は北海油田のパイプライン基地となって化学工業も発展し,ティーズサイド工業地域を形成している。クリーブランド鉄山の閉鎖により,現在,鉄鉱石はスウェーデンなどからの輸入に依存している。
執筆者:長谷川 孝治
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イギリス、イングランド北東部にあるユニタリー・オーソリティーUnitary Authority(一層制地方自治体)の都市。人口13万4847(2001)。ティーズ川河口の三角江に臨む港町で、商工業都市。ティーズ川下流平野部の中心都市でもある。1830年ストックトン―ダーリントン間の鉄道が延長されて石炭積出し港になり、発展の緒についた。南ダーラム地方の石炭・コークスとクリーブランド丘陵の鉄鉱石を結び付け、1850年製鉄所が建設され、急速に工業都市へと変貌(へんぼう)した。1830年には人口わずか40人の寒村であったが、40年後に4万の都市となった。現在、国内有数の製鉄都市で、化学工業、造船業も立地する。
[久保田武]
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