てえ(読み)テエ

  • てえ てへ
  • てえ〔てへ〕

デジタル大辞泉の解説

[連語]「と言う」の已然・命令形「と言え」の音変化。→ちょう[連語]
「我のみや子持たる―ば高砂の尾の上(へ)に立てる松も子持たり」〈拾遺・雑賀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

連語
と言うの転。話し言葉でのくだけた言い方。ってえの形でも用いられる
…という。 だれに聞かれたって構やしません-ような風情だった あいつっ-男はなんというやつだ
連語
と言ふの已然形・命令形に相当すると言への転。中古の和歌にのみ見られる語
…という。…といいなさい。 今さらにとふべき人もおもほえず八重むぐらして門かどさせり-/古今 雑下 昔より名高き宿の言の葉は木の下もとにこそ落ち積る-/拾遺 雑秋

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘連語〙 「と言う」の已然形・命令形に相当する「と言え」が変化した語。
※古今(905‐914)雑下・九七五「今さらにとふべき人もおもほえず八重むぐらしてかどさせりてへ〈よみ人しらず〉」
〘連語〙 「と言う」の変化した語。
※真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉四九「幾らカクラてえお強請(ねだり)申すのでげすから貰ふ方では限りはねえ」
※杏の落ちる音(1913)〈高浜虚子〉二「名高い堀の小万さんてエのは、妾共たア又一段古い人なんです」
[補注]「と言う」の連用修飾の形「と言っ(た)」にあたる「てっ」の例も見られる。「滑・浮世風呂‐四」の「これをおめへに買(かへ)(テッ)たら高々三文だろう」など。

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