てれこ(読み)テレコ

デジタル大辞泉 「てれこ」の意味・読み・例文・類語

てれこ

物事互い違いにすること。また、食い違いになること。あべこべ。
歌舞伎脚本で、二つの異なる筋を一つの脚本にまとめ、一幕おきに交互に展開していくこと。

テレコ

テープレコーダー」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「てれこ」の意味・読み・例文・類語

てれこ

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ていれこ」の変化した語という )
  2. 物事を互い違いにすること。交互にすること。また、食い違いになっていること。あべこべ。
    1. [初出の実例]「○○さんとお客さんと九時十何分たらいふので行った、いうてどうしたえ、てれこやな」(出典:瑣事(1925)〈志賀直哉〉)
  3. 歌舞伎脚本で、二つの異なる筋を多少関連を持たせて一つにまとめ、一幕おきに交互に展開させること。

テレコ

  1. 〘 名詞 〙テープレコーダー」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のてれこの言及

【歌舞伎】より

…〈太鼓の一声〉ともいう。 テレコ脚本・演出用語。異なる筋の脚本を交互に展開上演すること。…

※「てれこ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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