テレフォス(その他表記)Tēlephos

改訂新版 世界大百科事典 「テレフォス」の意味・わかりやすい解説

テレフォス
Tēlephos

ギリシア伝説で,小アジアのミュシア王。ヘラクレスの子。トロイア遠征のギリシア軍が誤ってミュシアに上陸したとき,これを迎え撃ってアキレウスの槍に傷つけられたが,デルフォイで〈傷つけたものがまたいやすべし〉との神託を得たためアキレウスのもとを訪れ,彼の槍の錆によって傷をいやされた。テレフォスはその返礼としてギリシア軍にトロイアへの航路を教えたという。エウリピデスはこの話に取材して悲劇《テレフォス》(前438上演,現存せず)をつくったが,そのあまりにも写実的なせりふは喜劇詩人アリストファネスの大いに揶揄(やゆ)するところとなった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 水谷

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む