20世紀西洋人名事典 「テーオドーアネルデケ」の解説
テーオドーア ネルデケ
Theodor Nöldeke
1836.3.2 - 1930.12.25
ドイツのセム語学者,イスラム研究者。
元・シュトラースブルク大学教授。
ハーアブルク生まれ。
ウィーン、ライデン、ゴータ、ベルリンで東洋諸語の写本研究に従事。1860年刊の「コーランの歴史」でイスラム聖典の文献学的研究の基礎を築いた。その後「マンデ語文法」(1875年)、「シリア語小文法」(1880年)、「セム諸語」(1887年)等を刊行。1861年キール大学私講師となり、1864年同員外教授、1868年同教授となる。1872〜1906年までシュトラースブルク大学教授を務める。その他の著書にエッセー集「東方のスケッチ」(1892年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報