ディオニシウス・エクシグウス(その他表記)Dionysius Exiguus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ディオニシウス・エクシグウス
Dionysius Exiguus

[生]470頃.スキチア
[没]550頃.ローマ
ローマの司祭。「小ディオニシウス」の意。6世紀の前半頃ローマで活躍した。神学,数学,天文学に優れる。使徒教令集およびニカイアコンスタンチノープルカルケドン公会議の教令集,シリキウス (384) からアナスタシウス2世 (498) にいたるローマ教皇の教令集を含む 401の教会法の集成に貢献,さらに多数のギリシア語文献を翻訳したといわれる。また年代記的方法を導入し後世に大きな影響を与えたほか,初めて西暦紀元を算定した。しかしこの計算は4~7年の誤差があると考えられる。

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