ディ・ステファノ(読み)でぃすてふぁの(その他表記)Giuseppe di Stefano

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディ・ステファノ」の意味・わかりやすい解説

ディ・ステファノ
でぃすてふぁの
Giuseppe di Stefano
(1921―2008)

イタリアテノール歌手。カターニア近郊の生まれ。1946年『マノン・レスコー』のデ・グリューを歌いデビュー。2年後にはミラノ・スカラ座、ニューヨークメトロポリタン歌劇場などに登場、次々に世界の主要歌劇場で成功を収めた。艶(つや)と輝きに恵まれた高音域の声の美しさと、独自の歌い回しを伴った劇的な歌唱表現により人気を集めた。ベルディプッチーニなどのオペラのほか、ナポリ民謡もしばしば歌った。マリア・カラスとの共演も多かった。1967年(昭和42)初来日。1974年にはカラスとのジョイント・リサイタルで来日した。1992年引退。

[美山良夫]

『ヘレナ・マテオプーロス著、岡田好恵訳『偉大なるテノールたち――カルーソーから現代まで』(2002・アルファベータ)』

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