デゲネリア(その他表記)Degeneria vitiensis I.W.Bailey et A.C.Smith

改訂新版 世界大百科事典 「デゲネリア」の意味・わかりやすい解説

デゲネリア
Degeneria vitiensis I.W.Bailey et A.C.Smith

南太平洋のフィジー諸島にのみ分布する,1属1種のデゲネリア科の植物。常緑高木で30mに達する。多数の花弁おしべがあり,その内側に花弁そっくりの仮雄蕊(かゆうずい)があり,おのおのらせん配列している。被子植物のおしべは一般に細長い花糸の先に葯がつくが,デゲネリアでは花弁状の平らな花糸に葯が埋もれており,このおしべの形態はきわめて原始的と考えられている。心皮はシキミモドキ科によく似ているが,1個しかない。材には原始的な道管がある。双子葉植物の子葉はほとんど例外なく2枚だが,モクレン目の中には3~4子葉を生じる葉があり,本種も実生の半数ほどが3子葉である。
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 邦彦 植田

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む