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子葉 しよう cotyledon

翻訳|cotyledon

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

子葉
しよう
cotyledon

植物体の発芽で,最初に生じる葉。種子植物では種子内の胚にみられる。単子葉植物では1枚,双子葉植物では通常2枚である。例外的に4枚,異常的に3~5枚,また癒着して1枚のこともある。裸子植物では概して多数の子葉 (たとえばマツは6~12枚) をもつ。

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デジタル大辞泉の解説

し‐よう〔‐エフ〕【子葉】

種子が発芽して最初に出る葉。胚(はい)一部分で、普通の葉と形の異なるものが多く、単子葉植物では1枚、双子葉植物では2枚のものが多い。

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百科事典マイペディアの解説

子葉【しよう】

種子植物の個体発生で最初に形成される葉をいい,種子中で胚の一部を形成。数,形,生理学的な機能は種によって異なる。原則として双子葉類では2枚,単子葉では1枚だが,例外も多い。

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栄養・生化学辞典の解説

子葉

 種子植物が発生するとき,最初に形成される葉.

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世界大百科事典 第2版の解説

しよう【子葉 cotyledon】

種子植物の胞子体の個体発生において最初に形成される葉で,一般に2番目以後に形成される葉と異なった性質をもっている。単子葉類では1枚,双子葉類では2枚の場合が多いが,双子葉類には1枚のものから数枚のものまで例外的な場合もある。裸子植物では2~12枚と種によってさまざまであり,シダ植物の第1葉は第2葉以後と基本的に変わらないうえ,休眠状態で種子の形をとらないので子葉とはいわない。種子植物では子葉の次に出る葉をふつう第1葉とよんでいる。

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大辞林 第三版の解説

しよう【子葉】

種子が発芽すると最初に出る葉。通常の葉と形態が異なり、また養分を蓄えているものがある。裸子植物では数枚、被子植物の単子葉植物では一枚、双子葉植物では通常二枚ある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

子葉
しよう

裸子植物および被子植物の胚珠(はいしゅ)内で発達中の胚が最初につくる葉。受精卵は初めに未分化な組織塊を形成し、この組織塊からまず子葉が分化する。その後、子葉の基部に茎の頂端分裂組織ができ、子葉以後に出る普通葉はすべてここからつくられていく。子葉の数は、裸子植物では2個が対生するか、数個が輪生するが、被子植物である双子葉植物では2個が対生、単子葉植物では1個となる。ただし双子葉植物のセツブンソウ、コマクサ、シクラメン、ヤブレガサなどの子葉は例外的にただ1個であるため、「擬似単子葉」とよばれる。なお、2個が対生する子葉はとくに目だつため、日本では古来から「双葉(ふたば)」として親しまれている。
 子葉を形のうえから普通葉と比べると、いくつかの点で違っていることが多い。たとえば、普通葉に鋸歯(きょし)があっても子葉にはないか、目だたないものが多いし、子葉が複葉となることもほとんどない。また、サボテンのように普通葉が刺(とげ)状など特殊な形になる場合でも、子葉の形は他の植物のものとあまり違いがない。このほか、子葉の特徴としては普通葉よりも厚いことが多い、単子葉植物の子葉は多くは棒状で、扁平(へんぺい)ではないなどがあげられる。
 子葉の機能としては、(1)子葉の中には多少とも栄養が貯蔵されていて、これを茎頂や根端に供給すること、(2)発芽の前後に内胚乳などの種子の栄養組織から養分を吸収すること、(3)普通葉が展開するまでの間、光合成を行うこと、があげられる。子葉によってはこの三つの機能を果たす場合もあるし、いずれかが欠ける場合もある。マメ科の子葉は半球形に肥厚して多量の栄養をもっており、これが種皮の外に出ることはないし、イネ科の子葉は特別に胚盤とよばれており、内胚乳の側面に張り付いて、もっぱら栄養を吸収する働きを果たしている。
 また、ユリ科やツユクサ科の芽生えでは、子葉は屈曲しており、光合成を行うが、その先端部は種皮の中に入っていて、ここから栄養を吸収する。[山下貴司]

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