デッドマン装置(読み)でっどまんそうち(その他表記)dead man's device

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デッドマン装置」の意味・わかりやすい解説

デッドマン装置
でっどまんそうち
dead man's device

鉄道における運転士異常時列車停止装置の一種。運転士異常時列車停止装置とは、運転士の急病失神・居眠りなどにより運転操作を継続できなかった場合に、制御回路を断ち、列車に非常ブレーキを動作させ、自動的に列車を停止させる装置である。

 デッドマン装置は、運転士が正常な状態にあることを、ノブ式(主幹制御器のノブまたはハンドルを押さえている方法)、ペダル式(常時ペダルを踏む方法)などの方法により検知している。そして、この状態が中断されたときに非常ブレーキを動作させる。

 なお、主幹制御器やブレーキ、笛弁などの機器が一定時間操作されずにいると非常ブレーキを動作させるEB装置も、運転士異常時列車停止装置の一種である。

[石津一正・横山啓之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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