デバイ‐ウォラー因子(その他表記)Debye-Waller factor

法則の辞典 「デバイ‐ウォラー因子」の解説

デバイ‐ウォラー因子【Debye-Waller factor】

結晶によるX線中性子線電子線などのコヒーレント散乱ブラッグ散乱*)において,強度が理論値よりもexp(-(1/3) 〈u2 〉 〈⊿k2 〉)だけ減少するが,この減少を表す因子のこと.原子の熱振動のためであり,〈u2 〉 は平衡位置からの原子のずれの二乗平均値,〈⊿k2 〉 はX線の波数ベクトルの変化高である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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