デマンド交通(読み)デマンドコウツウ(その他表記)demand responsive transport

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デマンド交通」の意味・わかりやすい解説

デマンド交通
でまんどこうつう
demand responsive transport

デマンド(型)交通とは、利用者の要求に応じた経路やスケジュールで運行する公共交通の一形態で、このうち、車両としてバス(運転手を含めて定員11人以上の車両)を用いるものをさしてとくにデマンドバスと称する。

 デマンド交通にはタクシーとほぼ同様の、任意の場所・時刻で乗降ともに可能なフルデマンド方式から、定時・定路線で運行する通常の路線バスの一部区間について、呼び出しがあった場合のみ立ち寄る停留所を設ける迂回路(うかいろ)方式などのさまざまな運行方法が存在する。

 デマンド交通は、複数人が乗り合う場合が多く、フルデマンド方式であっても利用者が特定の時間帯に複数名いれば複数の乗車場所・降車場所を経由して乗り合い運行を行う。

 定時定路線で運行する路線バスにおける迂回路方式は、路線バスの運行効率向上策の一環として導入されるが、フルデマンド方式はタクシーサービスをバスと同等の運賃負担で実現することを主眼として地方公共団体が導入する事例が多く、車両もタクシーと同じものを用いることがほとんどである。

[板谷和也 2023年8月18日]

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