デリーの金曜モスク(読み)デリーのきんようモスク(その他表記)Friday Mosque, Delhi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デリーの金曜モスク」の意味・わかりやすい解説

デリーの金曜モスク
デリーのきんようモスク
Friday Mosque, Delhi

ムガル帝国第5代皇帝,シャー・ジャハーンによって 1644~58年に建てられたインド最大のモスク。デリー市街の小高い丘を利用して建設され,地上約 9mの高さ。回廊をめぐらした一辺が 100mの正方形中庭をもつ。礼拝室は回廊から独立して建ち,正面中央には大イーワーン両脇には2本の,4段から成るミナレットがある。赤砂岩によって縞模様が施された3つの大理石ドームを戴き,内部の赤砂岩の壁にはニッチがうがたれており,白大理石によるアラベスク模様が施されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む