トアラ族(読み)トアラぞく(その他表記)Toala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トアラ族」の意味・わかりやすい解説

トアラ族
トアラぞく
Toala

インドネシアスラウェシ島南西部に居住する一民族。形質的にはベッダ系の特徴をもち,スラウェシ島東部のロイニナン族,ラキ族,ムナ族の諸民族と関連し,同島の先住民と推測されている。1902年に初めて研究されたが,もと穴居生活を営んでいた。島全体に居住し,100人ほどで一つの村を構成している。狩猟採集民であったが,ブギス族からコメトウモロコシ野菜栽培を取り入れた。またブギス族の影響で一部はイスラム教徒となったが,大部分は固有の宗教を信じている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む