普及版 字通 の解説
8画
[字訓] ゆみぶくろ・えびら・つつむ
[説文解字]
[字形] 会意
弓+(てつ)+(又)(ゆう)。は弓袋の上部を括(くく)った形。〔説文〕十二下に「弓衣なり」とし、を垂飾の形としているが、もと(ふくろ)の括り口である。金文はに作り、象形。弓袋の中に弓を収めた形。えびらは(ふく)に作り、もと象形。(えびら)の中に矢のある形。(ふく)はその形声の字である。
[訓義]
1. ゆみぶくろ、えびら。
2. はたぶくろ。
3. つつむ。
[古辞書の訓]
〔立〕 ユミブクロ
[語系]
・韜thは同声。韜(とう)は〔説文〕五下に「劍衣なり」とする。〔広雅、釈器〕に「弓なり」とあって、と同義に用いる。thakはふくろ。みな同系の語である。
[熟語]
弓▶・光▶・迹▶・蔵▶・斂▶
[下接語]
錦・伏
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報