普及版 字通 「テツ」の読み・字形・画数・意味
12画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は至(し)。至に咥・姪(てつ)の声がある。〔説文〕十三上に「喪のとき、首に戴(の)するものなり」とみえる。弔問のとき、頭に弁をつけ、服喪のときには、首と腰とに、麻の帯状のものを著ける。これを(じようてつ)という。
[訓義]
1. あさのおび、服喪のとき首や腰につける。
2. 窒と通じる、ふさぐ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 クビル 〔字鏡集〕 アサノオビ・クビル
[語系]
diet、窒tietは声近く、窒は塞、邪辟(じやへき)の意がある。とは邪辟のために帯びる麻の(ひも)。もまた祓禳のために用いるものであろう。
[熟語]
▶・皇▶・杖▶・帯▶
[下接語]
纓・加・・環・・衰・・首・・帯・免・冒・茅・墨・麻・腰
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報