トゥルカン(その他表記)Tulcán

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥルカン」の意味・わかりやすい解説

トゥルカン
Tulcán

エクアドル北部,カルチ州の州都。首都キトの北東約 150km,アンデス山中のトゥルカン盆地にあり,コロンビアとの国境に近い。インディオのカラ族の集落があった地に,18世紀なかばスペイン人がヨーロッパ風の町を建設。 1830年エクアドルが大コロンビアから分離独立した際,トゥルカン盆地を貫流するカルチ川が両国の国境として定められたため,一つの自然経済地域をなす同盆地が分断されたが,現在も市に近い同川にかかる天然の橋を渡って,対岸のラスラハス聖母聖堂へ参詣するエクアドル人が多い。市は豊かな農業地帯の中心地で,特に酪農製品で知られるほか,穀物,サトウキビ,コーヒーなどを集散,加工し,なめし皮や毛織物を製造する。 1923年の地震で大きな被害を受けたが,のち再建。パンアメリカン・ハイウェーが通る。人口3万 7069 (1990) 。

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