山川 世界史小辞典 改訂新版 「トゥングース」の解説
トゥングース
Tungus
いわゆるアルタイ語族のうち,トゥングース諸語を話す諸民族の総称。東北アジアに広く分布しており,環境に応じて狩猟,遊牧,農耕を営む。トゥングース諸語は,エヴェンキ語,エヴェン語,ソロン語などの北方派とナナイ語,ウイルタ語,ウデヘ語などの南方派に大別することができる。南方派の言語を話す民族として,歴史的には金を建国した女真(じょしん)族,清を建国した満洲族が現れた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報