日本大百科全書(ニッポニカ) 「トカラハブ」の意味・わかりやすい解説 トカラハブとからはぶTokara habu[学] Trimeresurus tokarensis 爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目クサリヘビ科のヘビ。同科マムシ亜科ハブ属に含まれ、吐噶喇(とから)列島の小宝島と宝島にのみ分布する固有種である。全長約1メートル。体色は一般に明るい褐色で、背中には小さな楕円(だえん)形の斑紋(はんもん)が左右交互に並んでいる。畑、人家、湿地付近におり、おもに夜活動する。有毒種であるが、性質が温和で、かまれても死ぬことがないため、住民には恐れられていない。[新城安哲][参照項目] | ハブ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例