トクサ類(読み)トクサるい(その他表記)Sphenophyllopsida

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トクサ類」の意味・わかりやすい解説

トクサ類
トクサるい
Sphenophyllopsida

この類の大部分は古生代デボン紀から中生代三畳紀にかけて繁茂した化石シダ植物で,ロボク目 Calamitalesは有名である。現生のものはすべてトクサ目 Equisetalesに属し,しかも1科1属で約 30種がオーストラリア一部を除いた全世界に広く分布している。熱帯よりも温帯に多い。おもな種として,トクサ,スギナなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トクサ類」の意味・わかりやすい解説

トクサ類
とくさるい

楔葉類

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のトクサ類の言及

【シダ植物(羊歯植物)】より

…多系の維管束植物のうち,胞子植物段階にとどまっている群で,系統的なまとまりではないと考えられている。一般にシダ類といわれるものは真正シダ類fernで,シダ植物にはほかにマツバラン類psilotum,石松(せきしよう)類lycopod,トクサ類(有節類)horsetail(これらをひっくるめてfernalliesという)が含まれる。
[生活環]
 種子をつくらない維管束植物はすべて,生活史のうちに,独立の生活を営む胞子体の世代(ふつうにみられるシダの体)と配偶体の世代(前葉体)をもち,それらが交互に現れる規則正しい世代交代を行っている。…

※「トクサ類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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