日本大百科全書(ニッポニカ) 「楔葉類」の意味・わかりやすい解説 楔葉類けつようるい トクサ類の別称。有節類ともいう。体が節部と節間部からなり、節部から、枝または葉を輪生する。葉には平行脈をもつ大型と単脈をもつ小型の2型がある。胞子嚢(ほうしのう)は胞子葉上面に生じ、胞子葉は密生し穂をなす。[西田 誠][参照項目] | シダ植物 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楔葉類」の意味・わかりやすい解説 楔葉類けつようるいSphenophyllales D.スコットがリコプシダ (小葉類) から分離して独立させたシダ植物スフェノプシダ (楔葉) 綱に属する化石種で,分類上は目を形成する。石炭紀の初めに出現し,ペルム紀に絶滅している。楔形の1~2cmの葉を輪生し,茎は中空でない。3つの原生木部を頂点とする三角形の一次木部が分化し,その周囲に二次木部がやや発達している小型つる性植物である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報