日本大百科全書(ニッポニカ) 「トスカノ諸島」の意味・わかりやすい解説 トスカノ諸島とすかのしょとうArcipelago Toscano イタリア中部、ティレニア海北部の群島。トスカナ州の西岸とコルシカ島との間に挟まれる。総面積約300平方キロメートル、人口2万9838(1981)。ナポレオンの流刑地として知られる主島のエルバ島をはじめ、カプライア、ゴルゴーナ、ジャンヌトリ、ジリオ、ピアノーザ、そしてデュマの小説『モンテ・クリスト伯』の舞台となったモンテクリストなどの島々がある。観光、ぶどう酒製造、漁業などが主産業。エルバ島で鉄鉱石を産する。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例