とっちり

精選版 日本国語大辞典 「とっちり」の意味・読み・例文・類語

とっちり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 酒に酔って思慮がなくなっているさまを表わす語。とろんこ。ぐでんぐでん。
    1. [初出の実例]「どっちりよった礼者が、上下も小袖もしわだらけ」(出典:洒落本・大劇場世界の幕なし(1782))
    2. 「よほどとっちりとなって」(出典:滑稽本・早変胸機関(1810))
  3. 酒を十分に飲むさまを表わす語。たらふく。
    1. [初出の実例]「こころやすい一座のざしきでとっちり飲んで」(出典:洒落本・傾城買花角力(1804)馬鹿げた取組)

とっちり

  1. 〘 名詞 〙とっちりとんぶし(━節)」の略。〔滑稽本・七偏人(1857‐63)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む