とっちり

精選版 日本国語大辞典 「とっちり」の意味・読み・例文・類語

とっちり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 酒に酔って思慮がなくなっているさまを表わす語。とろんこ。ぐでんぐでん。
    1. [初出の実例]「どっちりよった礼者が、上下も小袖もしわだらけ」(出典:洒落本・大劇場世界の幕なし(1782))
    2. 「よほどとっちりとなって」(出典:滑稽本・早変胸機関(1810))
  3. 酒を十分に飲むさまを表わす語。たらふく。
    1. [初出の実例]「こころやすい一座のざしきでとっちり飲んで」(出典:洒落本・傾城買花角力(1804)馬鹿げた取組)

とっちり

  1. 〘 名詞 〙とっちりとんぶし(━節)」の略。〔滑稽本・七偏人(1857‐63)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む