とっちりとん節(読み)とっちりとんぶし

精選版 日本国語大辞典 「とっちりとん節」の意味・読み・例文・類語

とっちりとん‐ぶし【とっちりとん節】

  1. 〘 名詞 〙 俗曲一つ寛政一七八九‐一八〇一)の頃から始まり、文化・文政年間(一八〇四‐三〇)に流行した。三味線の前弾きの終わりに口三味線でいえば「トッチリトン」という旋律を弾くので、この名がある。歌が優美で、幕末情調豊かな節まわしに特色がある。江戸に始まり、ただちに上方にも及んだ。とっちりとん。とっちり。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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