ともかく

精選版 日本国語大辞典 「ともかく」の意味・読み・例文・類語

とも‐かく

〘副〙 (「ともかくも」の変化したもの)
① いずれにせよ。何はともあれ。ともあれ。とにかく。
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「ともかく向ふが真面目になったので漸く安心した」
② (「…はともかく」の形で) …は問題外として。ともあれ。
愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉威海衛大攻撃「病院に入れば全癒するとの確かなる見込あらば兎(ト)も角(カク)
※渚(1907)〈国木田独歩〉二「壮健者は兔も角僕は外出が困難である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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