トランプ政権下の米朝接触

共同通信ニュース用語解説 の解説

トランプ政権下の米朝接触

米政府関係者によると、2017年1月に発足したトランプ米政権はすぐに「ニューヨークチャンネル」と呼ばれる国連を舞台にした北朝鮮との二国間接触を開始した。「戦略的忍耐」を掲げたオバマ前政権からの政策変更だったが、その後、朝鮮半島における軍事的緊張が高まり、米朝関係悪化。しかし18年の元旦金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が南北関係改善に意欲を見せると、韓国の文在寅ムン・ジェイン政権が応じて南北接触が本格化。さらに米国も巻き込んだ外交が活発化し、同年6月の史上初の米朝首脳会談にこぎ着けた。今年に入りハノイ板門店パンムンジョムで米朝首脳会談が開かれたが、非核化は進んでいない。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android