トリオレイン

化学辞典 第2版 「トリオレイン」の解説

トリオレイン
トリオレイン
triolein

C57H104O6(885.45).C3H5[OOC(CH2)7CH=CH(CH2)7CH3]3オレイン酸グリセリンエステルの総称.不乾性油,バター脂などに存在する.その二重結合を異性化させるとエライジン(トランス形)となる.グリセリンと過剰オレイン酸を加熱すると得られる.無味無臭で無色の油状液.-6 ℃ で固化する.沸点235~240 ℃(2.4 kPa).0.8992.1.4561.水に不溶,エタノールに難溶,有機溶媒に可溶.[CAS 122-32-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む