ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリクーピス」の意味・わかりやすい解説
トリクーピス
Trikōupis, Kharīlaos
[没]1896.4.11. カンヌ
ギリシアの政治家。 S.トリクーピスの子。アテネとパリで法律と文学を学んだのち外交官となり,1865年下院議員。急進派に属し,外相 (1866) ,首相を歴任 (75,78,80,82~85,86~90,92,93~95) 。政敵 T.ジリヤンニスと交互に政権を担当し,資源開発,鉄道敷設,軍備拡充,対オスマン帝国緩和策に努めたが,財政面で行きづまり,95年の総選挙で敗退し,政界を退いた。
トリクーピス
Trikóupis, Spyrídon
[没]1873.2.24. アテネ
ギリシアの政治家,歴史家。ギリシアの独立戦争中ミソロンギ蜂起 (1821) に参加,憲法制定議会議員 (1825) ,臨時政府議長 (1826) を経て首相 (1832) ,外務大臣,文部大臣,上院副議長,イギリス,フランス各駐在公使を歴任。主著『ギリシア革命史』 Istoria tis ellinikis epanastaseos (1853~57) 。
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