ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロゴンテリゾウ」の意味・わかりやすい解説 トロゴンテリゾウMammuthus trogontherii 長鼻目ゾウ科最大の化石種。大型で肩までの高さ 4.5mに及ぶ。牙が大きく湾曲しているのが特徴で,長さは 5mに達した。寒冷な気候でのステップに適応し,ステップマンモスとも呼ばれる。ヨーロッパの第四紀更新世前期から中期に生息。真正マンモスの祖とされる Archidiskodon(アーキディスコドン)と Mammuthus primigenius の中間にあるので,パレレファス Parelephas とも呼ばれた。日本,中国東北部,南サハリンに,類似種の化石が発見されアルメニアゾウ M.armeniacus と呼ばれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by