トロニエム岩(読み)トロニエムがん(その他表記)trondhjemite

最新 地学事典 「トロニエム岩」の解説

トロニエムがん
トロニエム岩

trondhjemite ,trondjemite ,trondheimite

主としてオリゴクレースアンデシン石英黒雲母からなる深成岩アルカリ長石・角閃石・オージャイトを伴うこともある。ノルウェーのTrondhjem地方の石英とNaに富む斜長石主成分とする優白質深成岩に対して,V.M.Goldschmidt(1916)が命名斜長花崗岩と同義,あるいは国際地質科学連合IUGS)の分類ではトーナル岩のうち色指数10以下のものの意味に用いられる。

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参照項目:火成岩の分類図1(モード組成)

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

岩石学辞典 「トロニエム岩」の解説

トロニエム岩

優白質の黒雲母石英閃緑岩またはトナル岩で,石英に富むもの.主にオリゴクレースあるいはアンデシンと石英からなり,8~10%の黒雲母を伴う.マフィック鉱物には稀に角閃石やオージャイトも含まれる.カリ長石は一般に含まれない.角がとれた卵形の斜長石の斑晶(ovoidという)を含むのが特徴である[Goldschmidt : 1916].北海道雨竜産の岩石については,かつて鈴木醇が岩石薄片を直接ゴルドシュミットに送り鑑定を依頼した結果,トロニエム岩と認められた経緯がある[鈴木 : 1935].ノルウェー,トロンヘイムの旧称トロニエム(Trondhjem)の地名に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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