とろりとろり

精選版 日本国語大辞典 「とろりとろり」の意味・読み・例文・類語

とろり‐とろり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「とろり」を重ねた語。多く「と」を伴って用いる )
  2. とろけてやわらかくなっているさまを表わす語。また、油のような濃い液体が断続的に揺れたり、垂れ落ちたりするさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「とろりとろりとねばりければ」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)五)
  3. ゆるやかなさま、落ち着いてゆったりしたさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「とろりとろりと歌ふて名乗りて、漕ぐや船方はえい」(出典:歌謡・松の葉(1703)一・早舟)
  4. 眠気を催したり、ちょっとの間まどろむさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「障子によりそひてとろりとろりと眠りけり」(出典:幸若・鎌田(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む