現代外国人名録2016 「トーマスヘプカー」の解説
トーマス ヘプカー
Thomas Hoepker
- 職業・肩書
- 写真家 元マグナム会長
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1936年
- 出生地
- ミュンヘン
- 学歴
- ゲッティンゲン大学卒,ミュンヘン大学卒
- 受賞
- ドイツ出版文化賞「エクスペディション」
- 経歴
- 大学で美術史と考古学を学ぶ。1960年雑誌のスタッフフォトグラファーとして写真に関わり、’64年より8年間「シュテルン」の専属写真家として活動。この間テレビの仕事も手掛け、ドキュメンタリー映画も製作。’76年西ドイツで写真家に与えられる最高の賞を受賞。’78〜82年「GEO」米国版の編集長を務める。’86年ハンブルクに移り、同誌のアートディレクターとして活躍、グラフィック誌としての地位を不動のものとする。’89年ニューヨークで国際的報道写真家集団・マグナムに入り、副会長を経て、2003〜2006年会長。2001年9月の米国同時多発テロ事件では現場で撮影を行い、10月には写真集を出版。日独両国語にも訳されてベストセラーとなる。その後同事件の写真展「The Day」を企画、米英4都市で開催され大きな反響を呼ぶ。その他、構想から出版まで10年の歳月をかけた写真集「エクスペディション」はドイツ出版文化賞を受賞。芸術家のポートレイトも数多く手掛ける。他の写真集に「Return of the Maya」(1998年)など。2002年写真展開催に伴い来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報